レーザー(LASER)とは
- 「レーザーによる加工」は、溶接・表面改質・切断・穴あけ等あらゆる目的に使用されていますが、最も実用化されているのが「切断」です。
- 現在、当社では最も普及している炭酸ガスレーザー加工機(CO2 LASER)を稼動させて「レーザー切断加工」をしています。
- 「レーザー加工」の“特徴”・“優れている点”・“留意すべき点”は、下記の通りです。
レーザー加工の特徴
- 切断幅を極薄の“0.3mmレベル”にすることが可能です。
- 熱影響が少ないので歪が少ない。
- NCデータにより自由な加工形状と切断面が滑らかです。
特性・優れている点
- 素材の硬度・強度を意識することなく切断できます。
- 高速切断も可能です。
- 切断部の形状精度が良好で滑らかです。
- 切断幅を狭くすることができます。
- 熱の影響層が小さいので歪が小さくなります。
- 複雑な輪郭部も切断できます。
- 騒音、振動が発生しません。
- 工具等が消耗・摩耗しません。
注意・留意すべき点
- 熱による切断のため、切断面に加工変質層が発生します。
- 機械による切断と比較して速度が遅い場合があります。
- 焦点深度が浅いので厚板の切断には不向きです。
レーザー加工のメリット
ベルテックレーザがお客様にレーザー加工をオススメするには理由があります。
レーザー加工のメリット、代表的な7つは下記のとおりです。
その1・単品やロット数の少ない製品に向いています。
- “欲しい機械の部品が既製品に無い”“オリジナルの部品を作りたい”という時にレーザー加工は最適です。
- レーザー加工なら高い精度を求める部品の製作も可能です。
その2・試作品などのサンプル品の製作に向いています。
- プレゼンテーション等のサンプル、試作品・部品、イメージはあるがカタチになっていないモノを作りたい…そんな時にレーザー加工ならば思い通りの製品をが作ることができます。
その3・小口磨き等の後加工がある製品に向いています。
- アクリル等の樹脂をレーザー切断すると切断面の仕上がりは磨いたような滑らかさがあります。
- 磨きの手間が省けるのでコストダウンになり、しかもキレイに出来上がります。
サンプル・レーザー加工で切っただけでコノ仕上がりです!
- 透明・20t・断面・レーザー加工で切っただけです。
- 乳半・20t・断面・レーザー加工で切っただけです。
その4・小ロット以上・金型未満の数を製作する場合に向いています。
- ベルテックレーザでは、4ヘッドの樹脂専用のレーザー加工機を使用しています。
- 金型代までは出せないけど、数量がある物、金型ではキレイに作れない物、刃物加工では後処理が大変なモノなど、お任せ下さい。
- 金型代・治具代等を含めたトータルコストで費用低減を図れます。
その5・時間が無い!お急ぎの場合にも対応できます。
- 金型を作っている時間がない、刃物で切って後加工している時間がない…レーザー加工はそういう時に問題を解決することも可能です。
その6・カタチが複雑な製品に向いています。
- レーザー加工であれば、多様な材料形状をカットすることができます。
- プレスやフライス盤などでは不可能な繊細な加工が可能なのです。
その7・図面が無くても寸法だけでも対応できます。
- 寸法さえ分かれば、ベルテックレーザが図面を書き起こすも可能です。
- 例えば現物をお預かりできれば、採寸してデータ作成いたします。
レーザー加工のメリットをご理解頂ければ、コストダウンにつながる可能性があります。
レーザー加工は金属加工を主眼に開発されていましたが、ベルテックレーザではプラスチック加工の量産化するために「4軸ヘッド」という特殊機種を導入しております。
レーザーによる樹脂加工は、金属加工と違いパワーを必要としませんが、精度を上げるため、「テーブル移動方式」を採用しております。
少しでもレーザー加工に関心をお持ちであれば、是非ベルテックレーザにご相談下さい。